全国大会でゴッドクロックを選択するに至った理由と強みについて
先日開催された最後のバディファイト全国大会で全勝優勝した くろねです。
早速デッキリストのプレイングやカード採用理由を説明したいところですが、前提としてファイナルステージのレギュレーションやデッキシェア率の予想を踏まえた上で構築していますので、まずはその話からしていきたいと思います。
先日のガクセイ キャスで噛み砕いた話をしましたが、もう少し踏み込んで書いていきたいと思います。
はじめに デッキシェア率を予想する
こちらが各地区の3rd stage通過デッキになります。
青森・岩手・秋田・宮城・山形ブロック コスモマン
長野・新潟・富山・群馬ブロック LO黒竜
栃木・茨城・福島ブロック コスモマン
福岡・佐賀・長崎・大分・熊本・宮崎・鹿児島ブロック メダロット
京都・滋賀・石川・福井ブロック クロック
大阪・兵庫・和歌山・奈良ブロック コスモマン2
愛知ブロック 極ガルガ、クロック
静岡・岐阜・三重ブロック コスモマン
香川・徳島・岡山・高知ブロック クロック
北海道ブロック 超戦士
東京・神奈川・千葉・埼玉・山梨ブロック シェイド、極ガルガ、レヴァンティン
愛媛・広島・山口・鳥取・島根ブロック クロック
全国大会のレギュレーションは毎年2デッキ制でしたが、何故か今年だけは1デッキ制になってしまいました。
なので9割の選手が地区大会を突破して自信のついた1デッキをそのまま使うだろうと予想しました。前回日本一のずめさんは現環境でも通用するレヴァンティンと予想しました。
それを踏まえた上でのシェア率予想がこちらです。
コスモマン5
クロック4
極ガルガ2
レヴァンティン2
超戦士1
黒竜1
シェイド1
そして当日のシェア率がこちらです。
コスモマン5
クロック3
超戦士3
極ガルガ1
レヴァンティン1
黒竜1
シェイド1
(香川・徳島・岡山・高知ブロックのクロックが1人辞退したため16人になりました。)
ゴッドクロックの天敵の超戦士が増えたのはピンチですが、ミラーが一番したくなかったので自分を抜いてゴッドクロックが2人に減ったのは嬉しい誤算でした。
絶対にワンキルされないデッキを選択する
シェア率の予想ができたところで、シェア率が1番高いコスモマンに絶対に先攻ワンキルされないデッキに絞ります。
次いで極ガルガ、レヴァンティンにも後攻で勝てるデッキでなければなりません。
「絶対に」というのが今回の1デッキ制では非常に重要で、後攻スタートになると1マッチ3セットで最低後攻を2回しないといけません。
つまり後攻2チャンスをフルに生かしてその内1回だけでも勝ちにいける再現性が一番高いテーマを選ぶ必要があります。
そうゴッドクロック以外にありえませんね!
シェア率2位予想のゴッドクロックに後攻から勝てるデッキは?と思われるかもしれませんが、ゴッドクロックに後攻から勝てる「可能性」があるデッキは超戦士と極ガルガしか存在せず、超戦士はコスモマン、極ガルガ、レヴァンティンに弱く、極ガルガもレヴァンティンに弱いため候補から外れました。
少し話しは逸れますが、コスモマンは先攻でもゴッドクロックに勝ち難いことも大きなポイントです。
コスモマンはロスト化しないと勝てないにも関わらず1ターンでロスト化できない確率がそこそこ高いです。これはコスモマンのギミックが抱える欠点でセコンダーズやハイドマリナー、コスモマンの変身コストのソウルなど手札を経由しない不確定なカードが非常に多いためです。ひどい時はロスト化できない試合も発生します。
先攻マウントデッキには魔法無効であらがえる
LO黒竜、シャドウシェイド、ゴッドクロックなど何も妨害手段がなく下振れていなければ後攻から100%捲れない相手が存在します。
ではどうするかーー魔法無効に賭けます。
ゴッドクロックには初手に妨害札がなくてもクロック1で引き込むチカラがあります。デッキの上から実質9枚見れるので触れる可能性は非常に高いです。そのためデッキ枚数は50枚、魔法無効は4枚にしました。100%勝てない相手に1%でも勝てるようになります。
繰り返しになりますが後攻を2回できるためこのチャンスが2回もあります。私は今回のファイナルでシャドウシェイドを後攻から魔法無効で1回だけ捲れました。
後攻スタートを1回だけ勝つ
16人4回戦で上位4人が予選を通過するには3勝1敗でなけばなりません。
じゃんけん勝率50%だとしても2回先攻で2回後攻になるため、その後攻の内1回勝てば3勝になります。セット数で言えば後攻4セットの内1回捲れれば条件達成になります。
相手が4回先攻だとしても4回とも100点の動きをできるとは限りません。ゴッドクロックにはその僅かな下振れを拾う抜群の安定感があります。
因みに今大会の私の予選じゃんけん戦績は1勝3敗でした;;
まとめ
ゴッドクロックは先攻なら勝率9割が保証され、後攻で最もワンキルされ難く捲り返せる可能性が高いデッキです。
9割というのはランゲに触れない確率が1割発生するからです。実際今回のファイナルステージでも9ファイト目(3回戦の3セット目)に1回発生しました。
以上のことから1デッキで最大18回ファイトする今回のファイナルステージにおいてゴッドクロックが最強のデッキだと言えます!
次回の記事ではデッキの採用カードやプレイングなどについて書きたいと思います。
書きたいことが多過ぎるので少し時間は掛かるかもしれませんが楽しみに待って頂ければ幸いです。
ではまた!
【12/3追記】次の記事が完成しました。良ければ続けてお読みください。
当サイトに使用しているカード画像は、フューチャーカード バディファイト公式 ポータルサイト(http://fc-buddyfight.com/)より、ガイドラインに従って転載しております。該当画像の再利用(転載・配布等)は禁止しております。 (C)bushiroad All Rights Reserved.